講義・ゼミ

世界システム論(夏・冬学期)



 本演習では、マルチエージェントシミュレーションという技法を使って、国際政治あるいはもっと広く政治現象、社会現象、さらには自然現象への理解を深めることを試みています。
 演習では、文献を読みつつ、これまでのマルチエージェントシミュレーションなどの研究を再検討すると同時に、自分たちで、モデルを走らせてみたり、改造(いじって)みたりして、楽しみます。
 これが楽しかった人は、さらに自分でオリジナルのモデルを作って、社会現象(自然現象)をコンピュータのなかに再現してみましょう。


社会/制度/一般「人工社会を作ろう」(教養 夏学期)
世界モデル実習(学部 冬学期)
人間の安全保障実験実習(院 冬学期)


 マルチエージェント・シミュレーションとネットワーク・ゲームを大きな柱に、国際関係論における新たな方法論の普及と確立を目指した授業です。ある行動ルールに従い、多数の主体が相互作用した場合、一体何が起きるでしょうか。いかに単純なルールに基づく相互作用であっても、その結果は必ずしも自明ではありません。マルチエージェント・シミュレーションは、このロジックの交錯が行きつく先を、コンピューターによる数値計算を通して、近似的に確認することができます。

いずれも国際関係論への適用を念頭においていますが、授業ではそれにとどまらず、広範な社会・自然現象を相手にしたユニークなモデルが取り扱われています。

2010年夏学期、社会/制度/一般「人工社会を自分で作ろう」課題です。

2007年夏学期ゼミ「人工社会を作ろう」の授業概略と資料はこちらでご覧になれます。
2006年夏学期の授業概略と資料は、こちらでご覧になれます。
2005年冬学期[田中ゼミ、本郷]の授業用資料は、こちらでご覧になれます。
2005年夏学期の授業概略と資料は、こちらでご覧になれます。
2004年夏学期の授業概略と資料は、こちらでご覧になれます。

受講者の皆さんは、 構造計画研究所のMAS Communityや山影研究室が中心になって進めている masプロジェクトのHPも是非、ご覧になってください。

また、本講義の内容は、東京大学教員の講義資料を無償で公開するWebサイト(UTオープンコースウェア)からもご覧いただけます。リンク先はこちら(英語版はこちらでご覧になれます)。

ご質問やご要望のある方は、tasuke@waka.c.u-tokyo.ac.jpまでご連絡ください。


国際社会科学特別研究(夏・冬学期)


 論文指導も兼ねたこの演習には、様々な地域や国を研究対象とする、様々なアプローチを持つ人々が、専攻を問わず集まってきます。演習は、発表者の研究発表とそれをめぐる討論を中心に進みますが、多くの場合、発表者の研究対象について、他の参加者は発表者ほどの知識は持ち合わせていません。そのため、討論では、実証性に加え、概念規定やロジックの整合性・妥当性の検証に議論が集中するのが特徴です。

 多様な地域や国の事情について知り、それに対する様々な切り口に触れることは、それだけでとてもいい勉強になります。地域統合や地域紛争の比較など、明確な問題意識を持つ人には、一層刺激的な演習です。
 
  2011年度ゼミに参加している学生の研究テーマは、こちらでご覧になれます。
  2010年度ゼミに参加している学生の研究テーマは、こちらでご覧になれます。
  2009年度ゼミに参加している学生の研究テーマは、こちらでご覧になれます。
  2008年度ゼミに参加している学生の研究テーマは、こちらでご覧になれます。
  2007年度ゼミに参加している学生の研究テーマは、こちらでご覧になれます。
  2006年度ゼミに参加している学生の研究テーマは、こちらでご覧になれます。
  2005年度ゼミに参加している学生の研究テーマは、こちらでご覧になれます。

国際政治(学部 冬学期)


 東大の国際関係論コースでは、国際政治、国際法、国際経済の3科目が必修です。どれも週2回の講義と1回の演習とから構成されています。
 国際政治は、分野の近い教員が2,3年交代で講義をしています。2003年度までは山本吉宣教授が担当でしたが、04年度から山影教授が担当しています。

 シラバスは、こちらからダウンロードできます。

 本講義の内容は、東京大学教員の講義資料を無償で公開するWebサイト(UTオープンコースウェア)からもご覧いただけます。リンク先はこちら(英語版はこちらでご覧になれます)。    


 
山影教授が担当している授業の簡単な内容紹介です。
はじめの2つは研究プロジェクトと関連しているので、そちらもご参照ください。